あー、これは歯医者行かなきゃだわ
鏡で口の中の違和感があるところをみながら思ったのは3週間前のこと。
小学生の時に一度大きな虫歯をやって、
削った後に全部をカバーする銀歯を被せて根元に白い樹脂を埋めた箇所。そこに黒いのが見える。
経験上、歯についてとれない黒いシミは虫歯だということはわかっていた。
間違いない、これ虫歯だわ、、、
確信を抱きつつ電話の予約をし、
なんとか一週間後に予約が取れた。
何年振りの歯医者だろう。
結論から言いますと、
そことは全然違う箇所に虫歯が見つかりました。嘘やん。
黒いシミだと思ってたところは、
白い樹脂と元々の歯本体の間にできた隙間とのこと。
虫歯が見つかったのは左下の一番奥の歯で、
他の歯よりも高さが低く、歯ブラシの毛先が届いてないのだろうと分析されました。
マジかよ、、、、
その翌週に行った治療は30分以内に終了。
治療の終わり頃に口の中に入れられるブルーライト輝くペンみたいなのは何なんだろうとか、歯医者さんを目指してるかわいい友達に治療されるのは恥ずかしくてちょっとやだなぁとか考えていたら終わった。
そんなに傷は深くないとのことだったので麻酔をしなかったのだけど、実際ちょっと痛かった。
普通「痛かったら右手あげてくださ〜い」的なくだりがあるのだろうが、小さい頃から診てもらっているその先生はちょっと眉毛をしかめたりするだけで痛がっていることを察してくれる。
だからって麻酔は入れられなかったけれども。
今回歯医者に行くきっかけになった銀歯の箇所だが、日常生活で歯を見せた時にチラッと光ってしまうことを先生が気にかけてくれたらしく、銀歯を少し削り、前から見たら白い歯に見えるよう樹脂を入れてくれた。
なんでも、以前銀歯を入れた時は金属とくっつく樹脂がまだなかったとのこと。
唐突に技術の進歩を目の当たりにしてしまった。
歯科衛生士の女の人が、もう左側向いて笑っても大丈夫よ、と笑ってくれた。
そんなこんなで治療は終わり、次は3月頃に検診に来てくださいと言われた。
検診をすっぽかしまくっていることに定評がある私なので、きちんと行くかはわからない。いやごめんなさいちゃんと手帳に書いておきます。
また、今回の治療で10年振りにデンタル写真を撮ったのだが、それを見ながら先生と衛生士さんが
「あー白い影が見えるね」
「そのうち生えてくるかもしれないですね」
と話していたのを聞いてしまった。
ここまで生きてきて彼らと縁がなかったので、このまま是非生えてこないでいただきたい。
少なくとも私には永久歯がない歯が二本あるんだ。片方はすでに割れて消え去っていて、もう一本は件の銀歯の下の子なんだ。勘弁してくれ。なぜそっちに跡継ぎを寄こさず奥からこんにちはしてくるのか。ひねくれものすぎるだろう。
空気を読んでくれ、頼む、私の親知らず。