友人に「トルコランプを作りに行こう」と言われた時、これ以上ないくらいの即答で「行く」と返した
トルコランプというのは、モザイクタイルを散りばめて作られた球型の明かりで、まぁなんとなくアラジンとかの世界を思い浮かべてもらえばわかりやすいと思う
いつからかわからないけれど、そういうものがあると知った時から憧れがあった
コロナ禍で地元を散歩していたとき、体験工房があるのに気付いてテンションが上がったものの、結局行けないまま引っ越してしまったなぁ
と思っていたら、友人に誘われたのでまさに渡に船といったところ
ちょうどその頃、『世界はほしいものであふれてる』の特番でトルコランプが取り上げられていたのを観たらしい、わかる、私も観てたから
そうと決まれば早いもので、予約して店に向かった
日暮里にトルコ料理で有名なお店があって、その系列店が工房になっているらしい
その日はどしゃぶりの日で、工房がある商店街の人もまばらだった
店に入るとかなり不思議な香りがした
あとあと気づくのだが、ボンドの香りだった
まず、ランプの形決めから入るのだが、どれも魅力的でかなり迷った
結局ぶら下げるタイプのものにした
事前に説明書の紙の上でガラスを並べて図案を決め、店員さんがボンドをつけて持ってきてくれたベースに決めた図案を貼っていく
デザインは全然決まっていなかったので、実際にガラスを見ながら気に入ったものを選んでいった
店員さんが中心線をつけてくれたおかげでそこまでバランスは崩れることはない
ただ迷いながらつけるとボンドが乾くので注意だ
青いランプが素敵だなぁとは思っていたけれど、私の部屋は茶色と白とピンクがベースなので諦めた
作業自体はかなり楽しかった
地道に指先を動かしていくのだが、そういえば私幼稚園の頃工作が大好きだったな、、というのを思い出す時間だった
指先にボンドの匂いが移るのすらなんとなく愛おしい
完成する頃にはその匂いがクセになっていた
結果、できたのはこちら
なるべくカラフルに心がけたけれど、結局白ベースになってしまった
隣の友人も白ベースに淡いピンクや水色のガラスを貼っていて、おたがい冒険できない日本人だね、、、と笑ってしまった
けれど、思いの外2人のデザインが異なったものになったのは驚きだった
なんだかんだ似たものになるのかなと思っていたものだが、、、
この日はこれで終了、あとは職人さんが隙間を石膏で埋めて、器具をつけてもらって完成だ
完成品を受け取りに行ったのはひと月と10日後くらい、まぁ昨日でした
ビックリするくらい晴れた日、商店街も活気があって、作りに来た日とはまるで異なる街だった
(JRのポスターにもなってるアングル)
こんなお店あったっけ?などと話しながら工房まで歩く
お互いに写真には撮ったものの、どんなものを作ったのかボンヤリとしか覚えてなくて、楽しみだねぇと言いながら足取り軽く歩いた
工房も大盛況で、満席だった
中に入るとまたボンドの匂いがして、ああそうだったなぁと1ヶ月くらいしか経ってないのに懐かしく感じた
しばらく待ってから点灯確認をする
あんまり長居できないので簡単に確認をして、電球交換の説明をうけた
家に帰ってから、ここに置く!と決めていたベッドサイドテーブルに設置する
この時点でだいぶいい感じだ
電気を消して、トルコランプを灯す
おお、、、、、、
かなり良い
パンダも積読も幻想的に照らされております
これは夜更かしが捗ってしまう
昨日は何の意味もなく寝る前につけたりした
かなりテンションがあがる、眠れなくなる
今日も起きてから一回つけては消した
なんなら電気がついてなくてもあるだけで良い
昼の明るい時間でもチラチラと見てしまう
もっとこうすればよかったなぁと思う点もまぁあるとはいえ、気に入ったものができてかなり満足だ
作業も楽しかったので別のトルコランプを作りに行くのもアリだなとすら思っている
また、友人とは体験に行く機運がかなり高まっていて、今は吹きガラスをやりに行こうという話があがってきている
体験、楽しい