2025年に突入して、30ボーダーももう目前。ここらでいっちょ、ガッツリ肉体改造、、ってほどではないかもしれないけれど、運動習慣をつけて健康的に体型を整えていきたいなぁという気持ちがとても強い。それに反り腰巻き肩で、立ち仕事もそれなりにある日は身体がバキバキになりがち。体型を引き締められて、姿勢の改善にもなるのってなんかないのかなぁ、、と行き着いたのがマシンピラティスだった。ほう、なるほど。確かによさそうではあるよな〜と興味が湧く。
そんな中、職場の"鉄人"と呼ばれているおじさまに「運動習慣がない人のきっかけには、ピラティスがオススメ」と会話の流れで言われる。スラっとしたスタイルながらもめちゃくちゃ体力があるらしく、マラソンのタイムも速いと聞く鉄人。実際に経験したこともあるそうで。
鉄人に背中を押されるように、その日のうちにピラティススタジオを決めて、年明けに体験してみるスタジオを決めたのだった。ちょろい。
その体験の日が昨日で、レンタルウェアがあると聞いていたのでタオルと水筒だけ持って出陣。入ってみるとめちゃくちゃキレイで、インストラクターのお姉さんたちも姿勢が良くキラキラとして見える。体験の前にピラティスを始める目的や普段の生活について聞かれ、「今までの運動経験はいかがですか〜?」とにこやかに聞かれる。
ない。ないぞ。あれ、なくないか?
これないって言うのやだな、なんか、あっ。
「スイミングをやってました〜〜」
なんとか絞り出した運動経験は、20年ほど前のサビついた記憶だった。そんな精いっぱいの見栄は「いつ頃やられてました〜?あっ!ひょっとして最近もやられてます??」というキラキラ笑顔で砕け散るのであった。見栄を張りまして、すみません、、、、
ウェアを借りて更衣室へ。「タンクトップしかなくて、Tシャツとかあったりしますか?」と聞かれ、ないのでそのまま着ることにしたけれど、完全にブラトップで恥ずかしい。下はよくヨガなどでイメージできるピッタリとした長いタイツのようなもの。そして上下黒。あっなんかこれ、他人に見られたくないかも。全身脱毛しててよかったけど、それでも恥ずかしいな、、、ちなみに上下ともユニクロのもので、もしこれからウェアを用意するならユニクロに頼れるなぁと思う。
体験は説明などがあるので早めにきてくださいと言われていたので従って行ったけれど、完全に一番乗りでマシンが並んだスタジオに案内される。マシンはサイトで見ていた通りのものだったけれど、枠が木で出来ている。脳裏に中学の吹奏楽で事務員さんに頼んで作ってもらったウィンドマシーンが浮かんで消えた。わからない方は調べてみても何も得るものはないと思います。
開始まで時間があるので、色々と触ったりしてみてください〜と言われ、スタジオにひとり。最初こそ興味津々で確認したけれど、すぐにそんな時間は終わり手持ち無沙汰にマシンの上に座っている。受講生が続々と入ってくる。みんな下はタイツだけど、普通のTシャツを合わせている。それでいいんだなぁ、、、みんな思い思いのマシンにつき、小慣れた様子でストレッチや、マッサージボールで足裏をほぐしたりしている。待ち時間って、そうやって使うんだ、、、、勉強になります、、、、何人かすごくベテランの風格を醸し出している人もいて、スタイルがよかった。最後の最後に私と同じ格好をした仲間が2人、友達連れで入ってくる。あ!体験の人いた!と思った矢先、ベテランのうちの1人と和気あいあいと話しており、友達紹介か、、、となんだか再び孤独な気持ちになる。そして、インストラクターが中央のマシンへやってきてレッスンが始まる。
最初に機器の各部位の名称を教えてもらい、使い方を学ぶ。そして、真っ直ぐに立って身体の重心を確認。と簡単に書いたものの、重心を意識しようとするとフラフラとしてしまい、まるでわからない。私って身体の軸がないんか?!と絶望する。レッスン後に再び確認して違いがあるかを見るそうだが、果たして、、、その後足裏をボールでほぐし、マシンの上へ。
まずは呼吸の練習から。完全な基本コースを体験に選んだので、すべて基礎からやってくれてありがたい。ピラティスで使う呼吸は腹式ではなく、胸式らしい。肺を精いっぱい広げて吐く練習をする。これでいいのかしら。
そのままマシンを使ってアクティビティ開始。
、、、、端的に言って、かなり難しい。
慣れないマシンの部位の名前を使って動きの説明をされるので、飲み込むのに一瞬間がある。そんなに難しい名称ではないので一瞬で済むけれど、その間に説明を取りこぼす。呼吸も慣れないので必死でやるけれど、伸ばすときに吐くんだっけ?!吸うんだっけ?!とわからなくなり、身体の動きも自分が思うほど説明通りに動かない。完全に頭がゴチャついた矢先に、インストラクターの説明に唐突に英語が混じる。英語だ?!そんなに難しい単語は言っていないはずだし、英語は苦手ではないので頑張って聞き取ろうとするも頭の中にキャパがないので受け入れ態勢をとれない。こんな時、、バイリンガルだったなら、、、、!!と歯痒く思う間も無く、必死に説明についていく。大きく動くプログラムはまだいい方で、難しいのは小さい動きのもの。「骨盤を立たせる」「鎖骨を開く」などの感覚が合っているのかわからないまま、ついていくのに必死なので呼吸もおざなりである。
終始、これで合ってる?の???とはてなマークが浮かんでいた。
全てのプログラムが終わり、最後に再び重心の確認。ちゃんと出来た自覚がないので、やったとてでは、、、?と思って言われた通りに立ってみる。
あれ?フラフラしない。芯がここだってわかる。え?ちゃんとできてた?ひょっとしていい感じ?
なぜか効果を実感してしまい、スタジオを後にして契約に入った。ちょろちょろのちょろですわ。
インストラクターに感想を聞かれ、「難しかったです、、、」と正直に話すと、初めては9割の人がそう言うとのこと。「でも最後の方安定しているように見えました!」と言われて、ちゃんと見ててくれたんだぁとヘラヘラしてしまう。疲労感は思っていたよりないかも〜と思っていたが、帰宅途中にだんだんとボディブローのように効いてきた。あっ、なんとなく疲れてるかも〜?という感じ。軽く運動した後のような。ちゃんと全部できていたらガッツリ疲れていたんだろうか。わからぬ、、、
翌日、お腹の下の方の芯だけ筋肉痛で、もっと全身筋肉痛になるかと思っていたので割とビックリ。これくらいなら続けられそうかも、、、!
30ボーダー目前、運動改革、がんばります。