穏やかな激流に揉まれ
長瀞に着いてからお昼を食べようということになった。どうもこの辺は、味噌が有名らしい。という前提を無視して、比較的空いてそうなお蕎麦屋さんをチョイス。結構防寒をしてきたのに少し肌寒かったので温かいものが食べたくなり、私は鴨そば、彼は野菜天そばの温かいのを注文。店員さんが下げていく前の人のお皿に、天ぷらが結構残されている。少しもったいないなぁ、、と思っていると、他の卓で「天ぷら盛りで〜す」と運ばれてきた天ぷらの山が視界に入る。え、これ、フードファイト系?しばらくすると、彼の野菜天そばにも山盛りの天ぷらが添えられて来たので爆笑。野菜天そばってより、そば付き野菜天って感じ。

(明らかに蕎麦よりも天ぷらがメインだ)
いくつか何かわからない天ぷらもあって、全部「山菜じゃね?」ということにした。私の鴨そばは適量で美味しい。山菜も入っていた。天ぷらを半分ほど食べたあたりで念のため撤退。パックをもらえそうだったのでいただいて、晩御飯に食べることにした。ありがたい!
お店を出て、長瀞名物のライン下りをすることに。今の時間は半分より下流を下るコースなようで、乗り場へ徒歩で向かう。商店街となっており、色々な食べ歩きご飯やお土産が売っていて活気がある。予め彼が目をつけていた、味噌漬けの豚をソーセージにしてガレットで巻いたものを売っているお店もある。あとで行こうねと言いながら商店街を抜ける。
川辺にでた。有名な岩畳があるあたりの川辺だ。大きい川、自然が豊かで人も賑わっている。ライン下りの列はそんなに混んでおらず、すぐに乗船できた。左右のバランスを考えながら乗る。前の方の席になった。すい〜っと水上の旅が緩やかに始まる。

まだ紅葉には少し早いようで、見頃は来週末だそう。それでも少しずつ色づいている綺麗な木々と、天然記念物らしい岩々に挟まれた大きい川を前後2人の船頭さんに率られながら進んでゆく。風が心地よく、水も綺麗で天気もかなりよくて絶好のライン下り日和じゃん、、、と思っていると、いつもより水量が少ない日らしくあんまり迫力がでないだとか、激しい日だとスピードがこれの倍くらいだとか、水は今日は濁っている方だとか、思っていたよりライン下り自体のポテンシャルは低めの日だったぽい。それでも流れが早いところはギュンとスピードが出て、船の側面につけられているビニールで波をガードしないとがっつり濡れてしまうほど。波しぶきに晴れた陽の光が反射して虹ができる瞬間があって綺麗だった。途中でカワウが翼を広げて羽根を天日干ししているのに出くわす。私たちは「ポケモンのウッウだ、、、、!!」と盛り上がっていたけれど、誰かが「アルストツカの国章に似てる」と言っているのが聞こえて内心ちょっと盛り上がった。アルストツカとは一時期実況が流行った『Papers, please』というゲームに出てくる内政がだいぶヤバめの国のこと。かなり面白いので実況みるのオススメ。後から調べてみたらそこまでカワウと国章は似てなかった。川下りはどんどん進み、動物に似ている岩の紹介など見どころも様々。ゆったりとしたスピードだったので、いい時期の大自然をお腹いっぱい吸い込めた。ディズニーのようなアトラクションと錯覚するほどのエンターテイメントを感じたけれど、これこそが全部自然が作り出したもので、アトラクションはむしろこっちを模倣しているものなのだと改めて気付かされる。コースの終わり頃にアオサギとカワウが並んでいて、船が通り過ぎるくらいの時にカワウが飛び去っていってなんか演出のようだなぁと笑った。

(わかりづらいけど左がアオサギ、右がカワウ)
川を下った後はバスで受付辺りまで乗せてもらう。あまりにも楽しかったので終わってしまうのが惜しく、上流から岩畳まで下るコースにはポスターに使われるようなスポットもあるそう。そっちも乗りたいなぁと思っていると、ちょうど戻ってきた頃にはそのコースの案内をしていた。冗談半分で「こっちも乗っちゃう?」と聞くと、彼も同じ思いだったのか普通に快諾された。いいの?!?こちらのコースもすぐに乗れて、結構流れの激しい場所が下流よりも多い印象を受けた。水を触ってみてもいいですよ〜と言われたので乗客ほぼ全員手を伸ばして触る。冷たくて気持ちいい。船頭さんの説明はほとんど同じだったので、進研ゼミでやったとこだ!!とすべて予習が完璧だった。こちらのコースには天日干し中のカワウはいなかった。やっぱ演出じゃないんだなぁ、、、
ライン下りの2コースを楽しんだ後、彼念願のみそ豚ガレット(という名前だった)を、岩畳に座って食べる。あまり味噌は感じなかったけれどおいしかった。たくさん犬が散歩していて、大きな犬を2頭連れたご夫婦が周辺からかなりもてはやされていた。2頭ともまだ若くて、互いに戯れあったりしていて可愛い。パワーが強そうでリードを持つ飼い主さんは大変そうだった。その後もちょいちょい姿を見かけた。
まだ紅葉はしていないけれどせっかくだし、ということで足を伸ばしてもみじ公園へ。ライトアップ期間が始まったばかりで、着いた時にはあと15分ほどで電気がつく頃だったので少し待つことに。ところどころもみじも赤くなっていて、大きなカメラを持ったおじさんが写真を撮っていた。まだ人も少ない。不思議な音が鳴り響いていて、なんだ?と音を辿っていくと、手作りのチャイムだった。鳴らしてみると、なんとも言えない音階だ。音感のある彼が「不協和音だ、、、」と呟くのを諌める。ライトアップされると、このチャイムの中にも電飾が通っていて驚いた。不協和音だけどかわいいね。

まだライトアップを楽しむには明るすぎたので、早々に公園を去る。かわいいクラフトビールとオリジナルポテチが売っていたのでお土産に買い、帰路へ。行きはずっと私だったので、帰りは彼の運転だった。彼も首都高は初めてだったようで、スムーズに合流できた時には嬉しそうだった。帰りのナビは高速に乗ったら一度も降ろされず、やはり行きの下道を挟んだコースに少し疑問が湧く。なんであの時降ろされたん?外は夕暮れから夜に変わり、今日はもう楽しようということで車内から回転寿司チェーンのお持ち帰りを事前注文した。ちょこちょこ渋滞があったけれど、途中の道で遠くの花火大会が見えてラッキーだった。写真に写そうとしたけれど、小さすぎて断念。
家に帰ってきた途端2人してどっと疲れが出て、買ってきたお寿司と天ぷらを食べ、湯船を沸かして入浴し、疲れを持ち越さないようにアミノバイタルを飲むなど。天ぷらはトースターを使ったらお店で食べた時よりもサクサクにできてよかった。
せっかく買ったビールなどは翌日以降に持ち越し!今日一本飲みましたが、クラフトビールらしい苦味と後味のスッキリさがあっておいしかった。
