推しを探せ!
去年金沢で開催されていて、特集されていたテレビなどもチェックして知識ばかり増えて、めちゃくちゃ行きたかったけれどさすがに行くのに死ぬほど時間がかかりすぎたので行けなかった展覧会、『ポケモン工芸展』。東京でも開催されると聞いて、チケットもとって待ち侘びていた。事前に行った人がインスタに写真をあげているのを見ては、これはネタバレだから!と華麗に回避するくらいには楽しみにしていた。

いってきました!!!!!!
10時からの開場の初回枠だったようで、コラボカフェもまだオープンしておらず、グッズショップも空いている。後からだと混みそうだし、先に行ってみる?ということになり、グッズショップに入店。見始めた途端に「これネタバレじゃん?!」と気づく。今更すぎる。まぁしょうがない、これを見て楽しみにしていこうね、、、と心持ちを変えてショップを巡回。なんの展示のものかわからないけれど、細かいポケモンたちの絵が描かれた珪藻土のコースターを2種類ひとつずつ購入した。
さて、いよいよ展覧会へ。
ここから先は作品について触れているので、ネタバレだ!となる人はUターンしてください。
入った途端にポスターにもなっていた、細かい金属で作られたサンダースを含む初代ブイズの進化系がどどんと鎮座していて驚く。



すごい迫力である。よく見ると、細かいパーツがそれぞれのタイプのマークに型取られているようだ。シャワーズは鱗のように敷き詰められているけれど、サンダースとブースターは刺々しい。その2匹でも刺々しさは方向が異なっていて、ブースターは燃え盛る炎の揺らぎのようなものを感じさせる。今にも飛びかかってきそう。
初手からじっくり見てしまい、すでに面白くて楽しい。同じ作者さんのミュウツーも展示されていて、同じポーズをして写真を撮るなどした。近くにあった、同じ世代の作家さんが作った木細工のホウオウがかなりかっこいい。ショップでこれすごそうだねと話していたのだが、本当にすごかった。

ホウオウが飛び去った後の煌めきの表現がかっこよすぎて天才すぎる。この作家さんは世代が同じなので、きっと同じ部分で刺さったんだろうなと思う作品が並んでいた。にしてもかっこいい、、、
陶磁器に細かい絵が描かれたものもあった。

私の推しポケはマリルなのだけど、進化前のルリリが描かれていて嬉しい。ミライドンに握られているね。可愛い。どうやら先ほど買ったコースターの絵はこの人の作品をコースターにプリントしたものらしい。大きな壺があり、その周りを人々が凝視しながらぐるりと回っていたので私も見てみる。

『森羅万象』という作品で、細かいタッチでビッシリポケモンが描かれている。近くの説明書によると500匹以上はいるそう。これは、、マリルを探すっきゃない!!と意気込んで見つめる。眺めていると大体タイプごとにグループで描かれていそう。マリルは、、みずだよな、と思ってみずタイプのグループを探すが、なかなか見つからない。隣で知らないお兄さんが「この辺ゴーストで、この辺フェアリーだねぇ」などと話しているのが聞こえて、それでもみずというワードは出てこない。結構人がひっきりなしに来る展示だったので、一度離脱。
『ピカチュウの森』という、黄色いピカチュウのレースがたくさんかかっているエリアがあり、中がトンネルのようになっている。


かわいいね、、ピカチュウの森と聞くとたくさんピカチュウがいるあのアニメの様子が頭に浮かんでニコニコしてしまう。ピカチュウのうた、元気ない時に聴くと元気が出るんだよなぁ。
ポケモンという存在だけでなく、ポケモンの繰り出す技に注目している職人さんもいて面白い。ピックアップされているのが「かげうち」だったり「つらら落とし」だったり、王道じゃないのも興味深いなぁと思う。

(つらら落としの展示。きれい)
テレビで取材されていた螺鈿で表現されたアンノーンの箱もあった。

じっくり見ていたら時が吸い込まれてしまいそう。欠けているような細工もされていて、新しいものなのにアンノーンぽい古代の謎を感じることができる。
かなりご高齢の職人さんも展覧会に参加されていて、携帯ゲーム機で遊んだこともなかったけれど、話が来てからご家族と一緒に剣盾を殿堂入りまでやったそう。かなり微笑ましいエピソードだが、その冒険の始まりから殿堂入りまで三部作のガラス絵巻物を製作されていて、殿堂入りが相当嬉しかったことが伺えてホッコリしてしまう。

(でんどういり、おめでとうね、、、)
他にも、沖縄の伝統的な染め物でポケモンの中の南国、アローラ地方のポケモンたちを描いたり、金属でココガラからアーマーガアに変身できる作品や、信楽焼でほのおタイプのポケモンを表現する職人さんもいてかなり見応えがある。


あまりにも書ききれないほどに色々な作品があって、ひとつひとつ見るのが本当に楽しかった。ポケモンを作る、となった時に自分の専門ではどんな表現ができるのか、どんな主題を選ぶのか。職人さんたちが寄り合って知恵を出し合って各々の武器を見事に「ポケモン」という世界観を表現し尽くしていた。道を極め抜いた人たちだと、このポケモンならこの技が活かせるんじゃないか?とかピーンとくるものなのだろうか。信楽焼の職人さんは即ほのおタイプを作ろう!となったそうだし。かっこよすぎるなぁ、、、ものづくりの人たち、本当に憧れる。かっこいいね、、、、
展示を全て見尽くしたところで、私にはやり残したことがあった。『森羅万象』の展示へ戻る。
さて!マリルちゃんを探そうね!!!
ちょうど作品の周りに誰もいなかったので、一通りぐるっとみずタイプグループを探す。彼が見つけてくれて、じっくり見てみる。
うーん、いないねぇ、、、、いないならしょうがない、と離れかけたところで。
あ、マリルってそういえばフェアリータイプができた段階で、みず/フェアリーになったんだよな、と気づく。そして先ほどお兄さんが「この辺がフェアリー」と言っていたのも思い出す。
フェアリーにいるのか?!?

いた〜〜〜〜!!!!!!
めちゃくちゃ普通になんならちょっと大きめにいた。いました。マリルちゃん、他の作品ではいなかったけれど、一つでも作品に描かれていて少しホッとする。よかったよかった。私のマリルへの執念深さを彼に少し引かれながら、思い残すことなく会場を後にしたのだった。
全部の作品写真に撮ったから、写真フォルダがすごいことになっとる。