人が宣う地獄

かわいいものが好きだし、スカートも好きだしプリンセスに憧れたりもしてたし、恋バナとかアクセサリーとかコスメの話とかでキャッキャするのも好き。学生の頃は女の子でよかった〜!って某コスメのCMみたいなことを思うことも多々あった。
まぁ恵まれていた環境だったのでしょう。院まで行かせてもらえたしね、、、
でも、就活を始めたくらいから、あれ?と思うことが増えた。
社会人になってから、明白になった。
こっちの方が、諦めなきゃいけないことが多くないですか?

『虎に翼』を毎日観ていた。今日、そんな半年間が終わりを迎えた。あんなに色々な、特にこちら側の生きづらさを率直に描いた朝ドラは初めてだった。登場人物全員がその生きづらさの中をもがき、立ち向かい、声を上げ続けていた。たとえそれが "石を穿つ雨垂れの一滴" に過ぎずとも。味わったことのある地獄も、そうでない地獄も、きっとこれから味わうであろう地獄も描かれ、その中を歩んでいく人たちの話だった。

描かれた時代よりももっと歩きやすくなったのはわかるし、声をあげやすくなったのもわかる。今の環境も、先輩に「比較的働きやすい職場ではあると思うよ、制度も理解もあるし」と言われた。そうだよなとも思う。どれもきっと先人たちが道を舗装してくれたおかげだ。

でもそれでも。
あれ?と思うこと、諦めた方がいいよなと思うこと、指摘をせずに口をつぐんできたこと。指折り数えるとキリがない。今日だって政治の新しい歴史は始まらなかったし。支持してたわけではないけれど、あぁそうか、とは思う。
別にこちらに生まれなきゃよかったとか、そういうことは思ってないし、言うつもりもない。しかしながら、長いものに巻かれるように生きてきた私のこれまでを振り返らざるを得ない。
きっとそろそろ、私たちが道を歩きやすく整備していく番なんだろう。知らねえけれど。
その覚悟はあるんだろうか。何ができるんだろうね。私に。

とりあえず、『虎に翼 メモリアルブック』を読んで余韻に浸ります。
シンプルに、だいすきなドラマでした。
さよーならまたいつか!

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