つけて、つけられて

 

他人のカバンについているマスコットを見るのが好き。

なんでその人がそれをつけるのを選んだのか、考えるのが好き。

私がそういうことを考えてしまうのは、自分自身がカバンに何をつけるのか結構ポリシーを持って決めているからなのだと思う。

好きなキャラとか、バンドとか。あとは他人からもらって気に入っているものとか。結構その人を構成しているものを表していることが多い気がして、全然知らない人なのに少し親近感が湧いたりすることもある。

 

この間駅のエスカレーターで私の前に立っていたおじいさんのカバンには、『ちびまる子ちゃん』の丸尾くんのアクリルキーホルダー(略してアクキー)がついていた。

ちびまる子ちゃん』の中でもなかなかに人気の低いキャラである丸尾くん。

幼き姉が欲しがったちびまる子ちゃんハウス的なものを親がクリスマスプレゼントに買った際、人形が友蔵とヒロシと丸尾くんしか残っていなかったと聞いた。

友蔵とヒロシと共に売れ残るくらいの丸尾くん。

きっと孫がちびまる子ちゃんのブラインドアクキーを買ったら丸尾くんが出て、がっかりだったんだろうなぁ、、、それをおじいちゃんにあげたんだろうなぁ、、、おじいちゃんは孫からもらったことが嬉しくてカバンにつけたんだろうなぁ、、、と勝手にほっこりエピソードを考えてしまった。

想像するだけならタダですし、他人には迷惑かけないもんね。

 

そんなことを思いながら歩いていたら、前の大学生くらいの女の子のカバンにナスの被り物をしてサングラスをかけた男のイラストのアクキーがついていた。

あれは完全に

お笑いコンビの天竺鼠のグッズだ。

そうかぁ、このお姉さんは天竺鼠が好きなのかぁ。

天竺鼠なぁ、2人とも結構テレビにも出るようになってきて知名度上がってきてるよなぁ。

面白いよねぇ。

映画『花束みたいな恋をした』でサブカルカップルが意気投合するきっかけになったのが天竺鼠で、映画を見た時シンプルに「うわ、天竺鼠ってそういう扱われ方してるんだ」と思った。なんていうか、サブカル好きの人たちが好む芸人とされるんだな、みたいな。

テレビに2人とも強いキャラで出るようになった今も、ああいう扱われ方してるのかな。

それとも今のそのポジションはやっぱりランジャタイなのかな。ランジャタイも去年のM-1で見つかっちゃったからダメかな。

ランジャタイといえば、今週の相席食堂のM-1ファイナリストによる街ブラ-1グランプリ、かなり面白かった。オススメ。観れるの明日までだけど。

今更いう話でもないけど、M-1、かなり好き。毎年半分泣きながら観てる。鳥取に住んでいる人が言ってたけど、鳥取はテレ朝系列が入らないからM-1観れないんだって。たしか富山も。

そんなの無理すぎる。M-1好きすぎて、いつか見た夢の中で、刑務所に2年くらい入ることが決まった時、真っ先に思ったのが「M-1、2年連続で観れないんだなぁ」だったし。無理すぎるな。

そういえばランジャタイの2人はそれぞれ鳥取と富山出身なんだよなぁ。ご両親はちゃんと観れたのかなぁ。

 

 

 

と、他人のカバンについているマスコットを見るだけでこんなに脳内で話がどんどん進んでいってしまう。途中マスコットとは完全に関係ない話にまで発展してしまった。

こんなんだから、他人のカバンのマスコットを見るのが好きだ。

 

ちなみに私のカバンには、職場の先輩たちといった花やしきのパンダカーのラバストがついている。花やしき、やたらとパンダカーを推してるんだけれども、パンダカーはしっぽが黒いんだよなぁ。そこが残念。

でもグッズはかなり可愛かったので、しっぽがあんまり見えないラバストを買ったのでした。

 

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(だいぶ汚れてきている)

 

パンダ好きがパンダをつけているので、これも持ち主の趣味嗜好が顕著に現れているね。