こんがりクッキーは嫌だ

 

夏が来た

毎日めちゃくちゃに暑い

太陽が殺しにかかってきている

この間のニュースのインタビューで女の人が「オーブンでジリジリ焼かれてるクッキーみたい」と言っているのを見た

本当に的確な表現だと思う すごい

こんな日差しでは、クッキーのようにマジでこんがりいい色に焼けてしまう

私は特に焼けやすい肌を持っているからなおさらだ

 

正直真っ白な肌よりも少し焼けた方が似合うと大学の友達に言われてから、それまでのように血眼になって日焼け対策!とまではいかないけれど、もうお肌の曲がり角の年齢だし、たぶんこのままいけば将来シミは多くなるだろうし、ていうかシンプルに暑いし、、、、、

 

そんな時、職場のおじさんに日傘を勧められた

だいぶ変わるよ!と言われた

日傘か、、、、、

 

今まで使ったことはあるけれど、母のものを借りていたので自分の日傘は持っていない

それになんとなく日傘ってお嬢様的イメージがあって敬遠していた

 

でもここ最近、流れが変わってきた

暑さ対策として第一に挙げられ、男の人も日傘を差すことを勧められている

それほどまでに暑いのだろう、焼き上がりクッキーになってしまってはもう遅い

 

よし、日傘、買ったろう

 

決意して雑貨屋に向かった

 

 

そこで一つの事実に気がつく

 

 

日傘の強さと可愛さは比例しない、ということだ

おっこれ可愛いなと手を伸ばしたカラフルな花の刺繍が入った日傘を開くと、店の照明がうっすら透ける

一方、タグに一級遮光と書かれた日傘は裏が特殊加工されていて、開いても完全に影ができる ただしかしデザインはかなりシンプルで、模様がプリントされているものが多い

 

刺繍は可愛い、でも弱い

プリントは強い、しかしあまり好みではない

 

そこでもう一つの事実も浮かんでくる

強さと値段の高さは比例し、可愛さと値段の高さも比例する

つまり強い日傘と可愛い日傘は同じくらいの値段なのだ

 

 

これは、、、、、、、、

 

 

かなり難しい

 

 

可愛さ、強さ、可愛さ、強さ、、、

 

 

 

 

どっちを求めるか

 

 

そこで私は気づいた

 

 

開いたら、自分から外側そんな見えないな??

 

 

 

それはかなり当たり前のことなのだが、選ぶには十分な発見だった

 

 

私は強さをとった

 

ただ強い中でも、周りに刺繍が小さくされているものを選んだ

 

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(これです)

 

 

翌日、家を出る時に意気揚々と開いてみる

 

私の周りに完全な影ができた

 

すごい

 

これは

 

 

 

下からの照り返しはあるもののかなり涼しい

 

感動した

 

 

強さを選んで良かった

 

 

すごい

 

 

これは日傘を差すべきだと人々に勧めたくなるのもわかる

 

なんならその後会った後輩にすぐ勧めた

 

 

強い日傘、めちゃいいです

 

 

 

私はこの強い日傘と一緒に、焼き上がりクッキーにならない夏にします