モルカーを作りたい
それは、久しぶりにアニメにどハマりした先に湧き上がる自然な感情だと思う
モルカーを作りたいよう
ぬいぐるみの販売が決定した時、「いやでもやっぱりフェルトのマスコットじゃないとあの可愛さは出せないのではないか」と真剣に思って購入予約をしなかった
それがついに、公式でニードルフェルトのキットが販売開始された
モルカーが作れるのだ
モルカー、作りたい
しかしここで問題が一つ発生する
ニードルフェルト、やったことないな?
毛の束を針でチクチク刺すとマスコットができるという簡単な概要は知っていたけれど、どうしてそうなるのか、それはどの程度簡単なものなのか、全く想像がつかなかった
その上よくTwitterで回ってくる失敗画像
それを見てケラケラと笑うことが多かったけれど、実際に自分もそうなってしまう可能性は充分にあるわけで
しかもモルカーを作り出すときにそんなモンスターを発生させてしまったら、、、
私以上にモルカーにハマっている姉と相談した結果、予約販売は一度見送ることにした
そもそも即売り切れ状態だったし
悲しきモンスターは生み出したくないので、、、、
それからしばらく経って、正式にモルカーニードルフェルトキットの販売が開始されたとTwitterで知ったとき、もう一度あの感情が湧き上がった
やっぱり、モルカー、作りたい!!!!
すでに手芸屋さんで売っているのも見るらしいし、Amazonでも購入可能なことも同時に知った
時は来たか?
それでもなお、"ニードルフェルト"という未知の領域に対する不安、モンスターを生み出してしまうのではないかという恐怖がつきまとう
もうこれは、
一旦やってみるしかないな!!!
そう思って勢いに任せたまま
ニードルフェルトスターターキットと共に、パンダが作れるフェルトキットを購入した
手始めに一番造形が頭に入っているパンダを作ってみよう
パンダならイラストもパパッと描ける程度にはわかっているし、一番親しみと愛情がある動物だ、どこをどうすれば可愛い見た目になるのかもイラストで研究済みだ
パンダで無理だったら諦めよう
モルカーを生み出すのはやめにしよう
そう思ってキットの封を切った
フェルトを決められた長さに切る、針をいっぱい刺す、パーツを針を刺してくっつける
そんな繰り返しの作業で飽きるかと思ったけれど、案外無心でできたので気分転換にはとてもよかった
フェルトを針を刺しながら、未だ観たことがないことを少し恥じていた『ハウルの動く城』を観た
何かを試聴しながらできてしまうのはテレビが好きな私にとってかなりありがたい
溜まった録画消費にちょうどいいかもしれない
ちなみにハウルよりカブの方がいいなと思った
無心にぶすぶすブスブスと刺しすぎて指にかなり穴を開けた、時に血が出ることもあった(すぐ止まったけれど)
たぶん加減というか、かなり勢いに任せることが多いからなんだろうなぁ
そういえば彫刻刀を図工で初めて使った時、かなり指を切った記憶もある
どれも浅い傷だったので深く気にせず、木に血がつくことだけがうっとおしかったのであちこちに絆創膏を貼って作業をしていたのだが、同じ作業でクラスメイトがかなり深く指を切ってしまい、病院へ直行していた
それを見た私は、「彫刻刀の作業で指をたくさん切ることは本当はあまり好ましくないんだなぁ」と漠然と思ったりした
周りの人たちは指を切らずにやっていたし、そんなの当たり前なことは明白なのに
だから、このニードルフェルトで指にたくさん穴が開くのはきっと私の注意力が散漫だからなのだと思う
きっとそういう作業ではないんだろうなぁ
指サックみたいなのをしてやった方がいいのかもしれない
とか色々考えつつ、たくさんの指先の穴と共に完成したものがこちら
初めてにしてはなかなか上手くないか???
これをTwitterにあげたところ何件かいいねをもらったし、インスタのストーリーにあげたらしばらく連絡をとっていなかった中学の仲良かった子から「めっちゃかわいい!」と連絡が来た
これはイケる
モルカーを、私は、きっと作れる
そう思ってAmazonのアプリを開いた
モルカーニードルフェルトキットは、「ポテト」と「シロモ」という2種類のキャラクターの商品展開がなされている
すでにモルカー制作に息巻いている私は、もう両方作ったらあ!!という心持ちだったのだけれど、モルカーニードルフェルトキットのあまりの人気さがゆえに「ポテト」の方は定価で取引されていなかった
ポテトは再び保留することにした
そして今日、届いた
シロモキット
謎の透明なワイヤーのようなものと、どこに使うのかわからない茶色のフェルトに一抹の不安を覚えつつも、心が躍っている
時は来た
待ってろシロモ!!!!!!
モルカー、作るぞ!!!!!!!