なんかまたクサい話

 

小学生の頃に小さな夢ができた

 

きっかけは多分、当時流行ってたYUIだったと思う

 

エレキギターに恋をした

 

小6の時に、はじめの一歩としてアコースティックギターを買ってもらった

はしゃぎながら練習しはじめた

 

 

 

見事にFコードでつまづいた

 

 

Fコードって知ってます?

人差し指で全部の弦押さえなきゃいけないんですよ

明らかに手の大きさと握力が足りなくて

どうしようもなくてもどかしくて

 

 

そのうち中学に入学して、

一番忙しいんじゃないかレベルの吹奏楽部に入って

打楽器担当だったからドラムは叩けるようになったけど、

ケースに入ったアコースティックギターは部屋の隅でどんどん埃をかぶっていった

 

 

でもまだ夢を諦めたわけじゃなくて

高校に入ったら絶対軽音楽部に入って

ギターを弾きまくるんだって思ってて

 

 

アコースティックから入ったのがよくなかったんだって思って、高校に入る前にエレキギターを買ってもらった

ピンク色のストラトタイプ

 

 

意気揚々と軽音部的ポジションの音楽研究部の仮入部にいった時、

独特の雰囲気に圧倒されてしまった

 

結局音楽研究部には入らずに、バスケ部のマネージャーになった

その選択は後悔してない、めっちゃ楽しかったし

 

高2の時にドラムでバンドを組んで、

文化祭ライブに出たりはしたけど

相変わらず学校生活は忙しくて

二本のギターはまた部屋の隅でさらに埃をかぶっていった

 

 

大学に入ったけど、バンドサークルに入る気はあんまりなかった

だから、あの時流れで新歓に行かなければ私の夢はきっとずっと叶うことはなかったんだろうと思う

 

Fコードは先輩のアドバイス1つで普通に弾けるようになった

 

たくさんの人が色々教えてくれた

 

埃をかぶってたピンク色のエレキギターはあまりに安物だったので途中で使うのをやめたけど、1年間はしっかり役目を果たしてくれた

 

小6の時から諦められていたアコースティックギターと一緒に、大学3年の夏に一人で弾き語りをした

 

 

あんまりうまくはならなかったし、

緊張しいだったから本番も弱かったけど

 

卒業ライブの最後の曲、

大好きなBUMP OF CHICKENガラスのブルース

ソロをギリギリで弾ききって顔を上げた時に見えたみんなの顔は、この先ずっと忘れないと思う

 

 

ずっと抱えてきた夢が叶ったんだよ

1人じゃ無理だったんだよ

 

サークル生活は楽しいことばかりじゃなかったけど、このことだけで本当に入ってよかったなって思ってる

 

 

 

バンドからは離れちゃったけど

いつかまたやりたいな

 

いつになるかはわかんないけど

 

こういうことを書くとクサくなってしまうのはなんでだろな