ストーブとテレビと自転車と

 

先日、久しぶりに自転車に乗った。

一年前まで毎日乗っていたのにいきなり乗らなくなったせいか、かなりボロくなってしまっていた。

家は誰かが住んでいないと廃れてしまうというのは聞いたことがあったけど、ものも同じなんだなぁ、、、

 

生まれ育った街を出て、あと数日で一年経つ。

年始にすぐ引っ越しだったの、私だけじゃなくて親も大変だったなぁと今になって思う。

一人暮らしはインスタでよく見るようなオシャレな部屋ってわけでもないし、丁寧な暮らしができているかと言われればそんなことはない。朝ごはんよりも睡眠を優先してしまうし。

それでも思っていたより楽しくて、割と寂しくなくて、元気にやっている。

きっと実家と同じようにずっとテレビをつけて生活するんだろうなと思っていたけれど、割とそうでもない。音楽を延々と流したり、ラジオを聴いたり、動画を見たり、たまに何もせず一人で色々と考えることもある。

人を呼ばない限り、誰とも話すことのない家。

実家に暮らしていたときより、自分と向き合う時間が増えた。

それの延長で、このブログも定期更新に変えてみた。今月末でそれも一年になる。思っていたより続けられて、自分が一番ビックリしている。一回だけ休んだけど、、、

一年やってみてわかったことは、私は文章を書くのが好きだってこと。つらかったら多分続けられていないと思うし。

書いているものが面白いのかとかは正直よくわからない。ただ好きなだけ。

こんな自己満でも読んでくれる人がたまにいて嬉しいなって思う。ありがとうございます。今年はもう少し面白いものが書けたらいいな、頑張ります。

 

と、まぁそんな感じで一人の時間がかなり増えていたので、実家に帰ってゆっくりした際の一日の会話量には驚かされる。今回の年末年始は割とまとまった休みがとれた上に、姉も帰ってきていたのでなおさらだった。

普段ドラマとかは一人で真剣に見るのだが、母や姉がいると途中でコメントが入ったりして聞こえなくなったりする。家族が泣いていたりして少しギョッとして、ここは泣くシーンだったのか、、と思ったりするし、思われたりもする。終わった後すぐに感想を言い合える。

なんならチャンネル争いもかなり久しぶりにした。本当は私、相棒じゃなくてドリーム東西ネタ合戦がみたかったのに、、、

こういうやりとりは、大体火力が強めのストーブの前で密集して行われる。

うちには、両親の意向でこたつがない。

結構驚かれがちなのだが、毎年毎年ストーブのみで過ごす。それゆえポジション争いは熾烈だったりする。

リビングには大体誰かがいて、誰かがいるとずっと話してしまう。母がいると、撮りためたテレビの録画から様々な番組を「よかったから!」と見せられる。まぁそれが結構本当に見てよかったなって思うものが多いのだけど。その結果、実家に帰ったらあれをやろう、これをやろうと思っていても、大抵は叶わない。今回は大量の靴を選別して持って帰ってきたのでヨシとしよう。

 

そんな4日半の帰省を終えて、昨日私の家に帰ってきた。

家に入った途端、ありえないほどに寒い室内に驚愕した。

何をしてもどこにいても寒い。

帰省する前はそんなじゃなかったよな?!と思いながら布団に入った。

 

あー、この寒さ、気温のせいだけじゃないな。

 

「寂しい」の4文字が頭を掠めた。

日常に戻れば、この寂しさも日常になって何も感じなくなるのだろう。

それほどに実家で過ごすということは、もう私の中で非日常になってしまった。

 

繁忙期が迫っているけれど、帰れるようになったら早めに帰ろう。

 

 

あと、久しぶりの自転車はお尻と脚にだいぶダメージを与えた。体力の衰えも実感した。

今年はちゃんと運動します。