高速バスの車窓から

今月、出張やら私用やらで毎週末家にいない。6月に入ってから今日まで、自宅がある県以外に4県渡り歩いている。こんなことは人生で初めてだ。地元を遠く離れて以来、県を跨ぐ移動を何のためらいもなくできるようになった。たぶん、地元に帰る方が遠いしなぁって心のどこかで思ってるのだろう。とはいえ、そんなことをしていたらどんどんお財布は軽くなっていくんですけどね。
家から離れる日々が続くと、家での生活に手を抜くようになるんだなぁと日々感じている。料理は名前のない適当炒めがしばらく続いているし、部屋もだいぶ荒れているし、レコーダーの録画容量もたぶん数日前からパンパンだ。どれが録れていないのかすらもうわからない。観ていた今クールのドラマもかなり溜めていて、気づけばもう最終回ラッシュが始まっている。たぶん数話録画できてないし、このまま観ないで終わってしまう気がするなぁ、、、途中までは毎週楽しみにしてたんだけどなぁ、、、、忙しい日々の副産物ですね。どうしたものでしょう。来クールのドラマもすぐそこだよ。

今現在、他県から帰る高速バスの中でこれを書いている。時間も時間なので、誰かのいびきの音が響いている。それが気になっちゃって、書き終わったとしても寝られなさそうな気がしているところだ。この高速バスはかなり便利で、時間はかかる反面かなり安いので、すでに数回利用している。今回ももちろんバスで行こうと思って予約サイトを開いたところ、知らない間にかなり便数が減らされていて早朝発と夜中着の2便のみになっていた。前までは昼発とか夕方着とかあったのに、、、、!かなり残念な気持ちになりつつ、早朝発と夜中着の往復便を予約したのだった。両便とも最前の席の特等席で笑う。さっきまでマジックアワーのキレイなピンク色の空がフロントガラスに広がっていたのだけど、十数分のうちにすっかり暗くなってしまった。そのうち、沿道の木々の黒い影と夜空の黒色が同化して、闇の中を走っているような光景になるのだろう。

だいぶ日が延びたなぁと感じる。内見で初めてこっちに来た日、一番違いを感じた点だ。20時を越えてもまだ空が明るくて戸惑ったことを覚えている。あの日から、もうすぐ一年が経とうとしている。
去年の今頃は社内の異動に伴う手続き等に追われて、同じ時期に異動が決まっためちゃくちゃできる先輩(同い年)に一から十まで聞きまくり「マニュアルに全部書いてあるでしょーが!!」と怒られていた頃である。北国に異動していった先輩、元気かな。まぁめちゃくちゃ仕事ができる先輩だったのできっと大丈夫なのでしょう。一方のわたしは毎日がいっぱいいっぱいです。余裕がないよ!!!!助けて先輩!!!!!!
と叫んでももうあの先輩とは携わっている仕事も地方も違うので、自分でなんとかするしかない。来月末までたぶんきっと余裕ない。一個一個大変な仕事をなんとかやり過ごして、長期休暇まで指折りカウントする日々です。