回せよ回せ

以前、セルフメンタルケアの講義を受けたことがある。ほかの外部の講師たちに比べて圧倒的に講義が上手だった講師が、大切なことは自分なりのストレス発散法を見つけることだ、と言っていたのをなぜかよく覚えている。 その時は、お金をかけない方法で考えて…

私から私へ

実家の部屋を片付けるよう、母から連絡が入った。 毎度の引っ越す引っ越す詐欺(と勝手に呼んでいる)に加えて、ゴミ捨ての制度が変わってしまうらしい。それゆえに今月中にできれば来て整理して、と言われた。ちょうど姉と連絡を取っていたところだった上に、…

汽車の街

私は生まれてこのかた、ずっと関東で暮らしている。 それぞれ郊外って感じのところではあるけれども、電車で都心に出られる交通網はある。 どこの駅も、バス停も、大体似たようなものだ。 そう思っていた。 久しぶりにした国内旅行の二日目(感染対策はしっか…

つけて、つけられて

他人のカバンについているマスコットを見るのが好き。 なんでその人がそれをつけるのを選んだのか、考えるのが好き。 私がそういうことを考えてしまうのは、自分自身がカバンに何をつけるのか結構ポリシーを持って決めているからなのだと思う。 好きなキャラ…

頑張らない日は

最近また超繁忙期に入った。 毎日毎日休みまで指折りカウントダウンしている。明日行けばなんの予定もない休みなので、明日の夜から何をしようかワクワクしている。 今のところ、今日先輩から教えてもらったおいしいパスタを作ろうかなと考えているところ。 …

色々

テラコッタは赤いレンガのような色、ペリウィンクルは少し紫がかったような青で、エクリュは少しベージュが入ったような暖かいオフホワイト、、、 24色の色鉛筆だけの色塗りでは追いつけないほど、世界は色で溢れている。 美大でも行ってなければこんな色の…

一日の計

「朝ごはんを食べました」というと「偉いなぁ」と返ってきた。 「きっとそのうち、朝ごはんより睡眠をとるようになるよ」 先輩にそう言われた半年後、見事にそうなった自分がいた。 実家にいた頃は私よりも早く父が起きていることが大半で、父の朝ごはん用に…

永久に欠く

欠損歯、というものをご存知だろうか。 この言葉を耳にしたことがない、という人はそもそもこれが何を意味するものなのか知る機会もないと思う。 聞いたことがあるという人は、私と同じ当事者かもしれないね。 欠損歯とは、永久歯が生えてこない歯のことだ。…

白い風が吹いて

起き抜けにつけたテレビのワイドショーで、今日は雪だ雪だと取り上げている。 その日は休日出勤の皺寄せの平日休みで、それでも友達との予定があったから昼頃に家を出なければならなかった。 窓の外を見たら確かに細かい雪が舞っていた。朝起きてゴミ出しし…

ストーブとテレビと自転車と

先日、久しぶりに自転車に乗った。 一年前まで毎日乗っていたのにいきなり乗らなくなったせいか、かなりボロくなってしまっていた。 家は誰かが住んでいないと廃れてしまうというのは聞いたことがあったけど、ものも同じなんだなぁ、、、 生まれ育った街を出…

穴から見た一年

ゴム手袋の穴が空いている、たぶん 守られているはずの左手の中指の先が、洗い物をするたびにしっとり濡れる これじゃあゴム手袋の意味をなしていない どこに穴が空いているんだ、、、?と思って中指の先を見つめてみても、真っ黒のものを使っているためまる…

本音の遠吠え

久しぶりに高校のクラスメイトたちと会った しばらく(といってもコロナ前くらいから)会っていないのだけれど、あんまり久しぶり感がなくて、ここ一、二年が如何に特殊な時の流れをしていたことを思い知らされた まぁコロナがどうこうというより、私自身が働…

忘れじの束

私は結構記憶力がいい方らしい ただ、それが発揮されるのはかなりどうでもいい事柄にのみで、数式とか年号とか、そういうテストの点に結びつくような記憶ではない 学生時代のくだらない会話とか、友人の元彼の名前とか、あそこに行ったのは何月何日だったな…

鬼を笑かせ

今年も、来年の手帳を買った 手帳を持つようになったのは高校3年の受験前だった 願書の期限とか試験日とか、色々と整理するためにというのは半ば建前で、ただ単に、図案のスケッチブックとスヌーピーのコラボ手帳が可愛かったから!というのが本当の理由だっ…

アラビアンナイトが聴こえる

友人に「トルコランプを作りに行こう」と言われた時、これ以上ないくらいの即答で「行く」と返した トルコランプというのは、モザイクタイルを散りばめて作られた球型の明かりで、まぁなんとなくアラジンとかの世界を思い浮かべてもらえばわかりやすいと思う…

キリトリシャッター

社内メールを確認していた仲のいい先輩が「社員証の更新のお知らせがきた!!!!」とはしゃぎだした うちの職場は5年に1回、社員証の更新がある これはつまり、顔写真を撮り直すチャンスを意味している 今年入社5年目を迎えたその先輩は、内定式で撮影した5…

用法と用量を守って

2月の引っ越したてのころ、ふと左の下瞼をグイッと広げたら大きなものもらいができていた 痛くも痒くも腫れてもなく、本当に自覚がなかったのでかなりビックリしたことを覚えている その次の休みの日に家の近くの眼科へ行き、目薬を2つもらって帰った 1回…

トアルハレノヒ

日曜に会った友人が「明日から仕事だけど水曜日休みだから頑張れる」とつぶやいた ああそうか、確かに今週の水曜日はカレンダーの文字が赤かった 祝日の概念は今の職場にはないけれど、一応休日出勤扱いにはなる 友人にそう伝えると、そこまでブラックな職場…

楽しい越冬で検索

一気に冬になってしまった ボンヤリとしていたらすぐに 寒い朝は身体のスイッチを入れるために白湯を飲む 暖かさがのどからお腹に巡っていって、その感覚がかなり好きだ 先日ついに布団を冬物にした 毛布はまだ出していないけれど 寝る前に思い立って、深夜…

薄橙

実家の玄関の横に、金木犀が生えている 物心ついた頃からずっとあって、その花が咲いていい匂いがすると、自分の誕生日が近いんだということを実感できた そういう背景もあって、私は実家に生えている金木犀が好きだった 10月の誕生花だし、金木犀になんとな…

余裕の副菜

入居の条件に「二口コンロ」というのは入れていた けれど、そこまで優先順位は高くしておらず、実際に入居を決めたのは一口コンロの部屋だった いざ暮らしてみるとよくわかった 一口コンロは結構できることが限られる 特に働きながらの一人暮らしだと、仕事…

あの頃と

サーティワンでメニューを見ていたら、小学生か中学生くらいの3人組がやってきた 料金表を見て「ダブルたっか!」「わたしレギュラーにしようかな」「味何にする〜?」「これとこれ食べたい、、、、」などとキャッキャしている横で、なんの迷うモーションを…

今日カラオケに行っただけの話

カラオケが好きだ 引っ越してきた最寄り駅にもカラオケがあってとても嬉しかった 7月以来ずっと閉まっていたが、此度の宣言解除でようやく営業を再開した これは行くしかねえな! そこのカラオケ店は行くたびにクーポンを発行してくれるのだが、ずっと休業状…

もう来ない部屋

友達が引っ越しをする それだけだと、割とフーンという感じで どこに暮らすの〜?とか、また遊びに行くね〜とか、そういう話の流れになると思う でも、今回ばかりはなんとなくそうではなくて というのも、その友達の家は通っていた大学からかなり近く、大学…

黄色といったら

私はバナナのこと割と好きだけど、バナナはたぶん私のこと好きじゃない 私とバナナは相性が悪い 今「ばなな」と打とうとして2回連続で「びなな」と打つくらいには相性が良くない バナナには過去に2回くらい泣かされてきた こんなに果物に泣かされるのはなか…

冷めゆく前に

9月に入った途端、夏が幕を下ろし始めた 完全に油断していた 10月くらいまではガンガンに暑いつもりでいた 大学生はまだ夏休みだし、夏としてカウントされるだろうと思っていたが今年の地球はそうはいかないようだ なんてことだ、まだ冷蔵庫の最上段には2食…

めっちゃホリデー

超繁忙期だったので連休がなかった ここ1ヶ月くらい、なかった 最近は謎に2日出勤して1日休み、というのが3回くらい続いた どこか合併させて4日出勤して連休でもよかったのではないか?と少し思うなどした そんな中で、その限りある1日の休みをどう最高…

鳴くはをかし、飛ぶはわろし

8月も終わりだというのに夏は終わらない セミもまだまだ現役で、夏の終わりに鳴くというヒグラシの声すら気配がない 最寄り駅から職場まで歩く道は結構木々が生い茂っていて、それこそ初夏の頃は木漏れ日が気持ちよかった 今はあちらこちらでセミが鳴いてい…

初心者のようりょう

去年の年明けごろから、深夜ラジオにハマった あの深夜だからこそ許される雰囲気の中でのびのびと話をするパーソナリティや、ラジオから読み取れるその人の人となり、あと何かをしながらでも聴くことができるお手軽さが好きだ 最近はドラマとかゲームとか、…

一人暮らしと健康

敬愛するBUMP OF CHICKENのボーカル、藤原基央氏はsupernovaという歌の中で 「熱が出たりすると 気づくんだ 僕には身体があるってこと」 と歌い、さらにHAPPYという歌の中では 「健康な身体があればいい 大人になって願うこと」 と歌っている ちなみに両方と…